あなたは大切なひとです

 今のような競争社会で、わたしたちは時として賢いこと、お金を持っていること、容姿がいいこと、運動神経が優れていることなどを大切なことだと考えがちです。けれども、こうした人々を含めてだれもが、自分の人生にはどんな意味があるのだろう、自分の人生に何か目的はあるのだろうか、と考えたことがあるのではないでしょうか。先にあげたような「特別なもの」が、自分の中に見出せなかったとしたら、「自分の人生は大切ではないのかもしれない、生きていて何か意味があるのだろうか。」と、こころの中でかすかに思ったりすることもあるかもしれません。

 けれどもどうぞ、知ってください。あなたは決して偶然生まれてきたわけではありません。これは本当です。あなたが今ここに生きているのには理由があるのです。あなたはとても大切な人です。そしてあなたの人生には永遠の価値があるのです。

 しばらく前に17歳という若さで亡くなった少年の本が話題になったことがありました。「人生は空しいものである」と言っている彼の詩集に共感を覚えた人がたくさんいたからだと思います。人は自分の人生の意味を探し、暗闇の中に光と出口を見出そうとしています。

 わたしたちの教会に来るようになったある女性もそうでした。彼女は若いときに母親を亡くし、その時の法要で「人は朝にいでて、夜には枯れる花のよう」という言葉を聞きました。本当に、人のいのちとは何と空しいものなのだろう、と彼女は思いました。「人が生きることに何か意味はあるのだろうか・・・」と。そして彼女は、自分の人生に答えを得ようといろいろな場所をさがしました。そして、彼女は神に出会いました。神のところにその全ての答えがありました。

  聖書は「神は愛である」と言っています。神はあなたのことを愛しています。むかし自分がしてしまった悪いことに罪の意識をあなたが感じるときも、神はあなたの罪が取り除かれて、あなたの人生が喜びと、生きる意味をもって満たされるようにとねがい、そのために道を備えてくださっているのです。あなたが今までに何をしてきたか、してこなかったかは問題ではありません。あなたがどんな人であろうと、なかろうと、それも問題ではありません。神はありのままのあなたを愛しています。そしてあなたが神を知って、本当のいのちを神の中に見出だしてほしいとねがっているのです。

 わたしたちの教会には、あなたが経験してきたことと同じようなことを経験してきた人たちがたくさんいます。そしてどんなことでも、あなたの助けになれればと願っています。あなたも、あなたのことを思い、共に語り合い、ひとりになったときにあなたのことを思い出して、あなたのために神にそっと祈ってくれる友を、きっとその中に見出だせるのではないでしょうか。

 

牧師、宣教師 リチャード・ルーカス

 

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